OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8
盆も過ぎ、何となく涼しげな風を感じる季節となったが、早朝から南アルプス水系の源流域へ釣行。
この河川は、以前「Troutist vol.21」で自分がレポートした河川であり、毎年一度は必ず訪れ、川の様子を見守っている。
ここは数年前まで、鬱蒼とした広葉樹の木々に覆われ、倒木には厚いふかふかの苔が生えた美しい自然を持つ渓相であったが、平成18年7月にこの地方を襲った豪雨災害で、河川を覆っていた木々は土石流でなぎ倒され、明るく開かれ、角張った石ばかりが目立つ険しい渓相と大きく変わってしまった。そんな被害を被った河川でありながら、ここには未だにこの地方特有のヤマトイワナが生息していてくれる。
OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8
久しぶりの源流釣行で、いきなり2本のヤマトイワナをバラした後、この源流特有のヤマトイワ28cmに出会えた。
以前撮影した災害前のこの源流のヤマトイワナと比べると、開かれた明るい渓相となったためか、全体的に幾分色が薄くなっている。
以前は背中や頭の色ももっと黒く、お腹から側腹にかけてのオレンジ色はもっと強かった。木々に覆われていたせいか陸生昆虫等の餌も豊富だったと想像されるが、頭ももっと大きく、見事な魚体をしていた。
OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8
ここのヤマトイワナは側線下の斜線(骨と魚肉の間に出来るシワ?)が黒い特徴がある。
OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8
ちょっと失礼してお腹の写真を一枚撮影。さすがに下腹のオレンジ色は強い。低水温から身を守るためなのか非常にヌメリが強く、オレンジ色の部分がまるで飴色のようだ。
OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
この後何本か綺麗なヤマトイワナを上げた後、ある淵の滝壺へミノーを根掛からせてしまった。速乾スタイルを良いことに、淵へ体ごと入って滝の飛沫を浴びながらミノーを回収。「気持ちいい〜!」どころではなく、「寒い〜!」。それもそのはず、この8月の盆過ぎでもこの源流の水温は11℃。とりあえず日が当たる大きな岩の上でシャツを脱ぎ、絞って乾かす。
その間に家から持参してきたおにぎりをほおばる。ひとしきり落ち着いてから、源流から青空の写真を一枚パチリ。
さらに上流を目指した。
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