寒冷の遠山川
OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
12月も半ばを過ぎ、連日の最低気温がマイナスになるこの時期の遠山水系のある沢。この時期になると水量も下がり、水の透明度も増して、ちょっとした淵では何とも言えない暗く深いグリーン色に染まる。
長野県水産試験場撮影
12月も中旬に入り冷え込みも厳しくなってきたこの日、遠山水系人工産卵場の産卵調査が長野県水産試験場により行われ、自分も同行させて頂いた。上の写真は人工産卵場で自然産卵したイワナの卵。水産試験場の方が撮影した写真をお借りし、許可を得てここにUPさせて頂いた。(自分も撮影したのであるが、痛恨の撮影失敗。)イワナの卵は産卵直後はもっと黄色い色合いをしているが、徐々にこのような白っぽい色合いになるそうだ。この卵を見るとうっすらと核のようなものが確認出来、今のところは死卵ではなさそうだ。卵の大きさはたぶん4mmくらいだったかな?是非厳しい冬を越して来年には無事孵化してほしいものだ。
OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
元に戻された産卵床の写真。これらイワナ等の卵は日光(紫外線等)の影響で死卵になってしまう可能性があるため、日陰での素早い確認・撮影を行い産卵床を元に戻す。ちなみに一匹のイワナが産卵する卵の数は魚の大きさによって差があるようだが、20cm程のイワナで大体200から300粒程度産卵するそうだ。また卵が孵化する目安は積算温度によってある程度決まっており、その年々の気候によって多少違ったりする。